タロットの世界は広く、様々なカードが存在しています。そのため、どのデッキを選ぶかは個々の好みや目的によるものです。しかし、主要なタロットデッキはいくつかありますので、それらに着目して紹介します。
ライダー版タロット
ライダー版はタロット占いの基本とも言えるデッキです。1909年に発売され、その影響は多くの後続のデッキにも見られます。このデッキは、占いに興味を持ったばかりの方に特におすすめです。また、このライダー版を学べば、他のデッキも理解しやすくなるでしょう。
マルセイユ版タロット
このデッキは歴史が長く、16世紀から18世紀にかけて一般に広まりました。木版画調のシンプルなイラストが特徴で、フランスのマルセイユ地方で生まれました。大アルカナのいくつかのカードがライダー版とは異なるため、選び方や解釈に独自のアプローチが求められます。
トート版タロット
このデッキは魔術師アレイスター・クロウリーが1969年に制作しました。非常に独特な画風と魔術的な要素を含んでいるため、独自の読み方や解釈が必要です。ただし、その奥深さと多角的な解釈の可能性があります。
ヴィスコンティ・スフォルザ版タロット
このデッキは15世紀に制作され、現存する最古のタロットです。基本的には遊戯カードとして使用されていたので、現在でもコレクションとして持つ方が多いです。
エッティラ版タロット
エッティラ版は、フランスのオカルティスト、エッティラが設計しました。このデッキはタロットがエジプト発祥とされる説に基づき、占い用として作られました。ただし、このデッキの小アルカナのデザインは比較的単調であり、各カードの意味をしっかりと暗記する必要があります。
以上が主要なタロットデッキです。どのデッキもその特性や歴史があり、選ぶ楽しみもそれぞれです。ですから、自分の直感や興味に基づいて選ぶことが大切になるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、自分に合ったタロットデッキを見つけてください。