今、スピリチュアルと呼ばれているものは、ポジティブマインドになるためにどう生きるかということを考えることだと思います。カバラ神秘学の考え方のひとつに、生命の樹というものがあります。生命の樹に沿って人が光に帰るための道を説くもので、意識の地図を表すものです。思考から自由になって、二元論を超えて光を取り分かち合う生き方を教えるものなのです。生命の樹というのは、神から与えられた10の球体(セフィロト)と22の径(パス)で成り立っています。これは旧約聖書のアダムとイヴの物語に基づいています。アダムとイヴは知恵の実という禁断の果実を食べてしまいました。これにより、アダムとイヴは楽園から追放されてしまったのです。これは人間が思考に振り回され、善悪などの判断を行い始めたせいで、光から離れてしまったことを意味するのです。